4進路選択を考える
発達障害を抱えるお子さんの場合、進路選択で悩むことが多いです。
主に「中学受験によって私立国公立中学へ進学する」と「公立中学から高校受験によって私立国公立高校へ進学する」という二つの選択肢がありますが、双方のメリット・デメリットを理解した上で進路選択を行いましょう。
1.中学受験によって私立国公立中学へ進学する
[メリット]
・特性や能力に合わせて学校を選択することができる。
・イジメやからかいがひどい場合、学校環境を変える機会となる。
・公立中学よりも少人数で面倒見の良い環境を選ぶことができる。
・大学進学実績が入学時点で同レベルの公立よりも良い学校が多い。
[デメリット]
・特性への理解がない、もしくは特性上合わない学校がある。
・通級や特別支援学級といった公立中学で受けられる特別支援教育が受けられない。
・小学校の学習に比べ、中学受験の問題難易度が高く、やるべき課題の量が多い。
・中学受験の問題は独特の解法のため、親のフォローが難しい。
中学受験コーチング
2.公立中学から高校受験によって私立国公立高校へ進学する
[メリット]
・普通高校受験に加え、チャレンジスクールや通信制学校等の様々な選択肢がある。
・小学校に引き続き、中学でも通級や特別支援学級で特別支援教育を受けられる。
・普通高校へ進学すれば、その先の進学の可能性が確保できる。
[デメリット]
・中学で支援学級在籍だと進学の選択肢が狭まる。
・中学では科目担当制になるため、担任の特性への理解度が低下する。
・各教師によって特性への配慮・評価が異なる。(内申点への影響)
・中学では自主性重視のため、提出物や計画的な学習が求められる。(内申点への影響)
高校受験コーチング