文部科学省が平成24年に実施した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査」の結果では、発達障害児童もしくは発達障害の疑いがあるグレーゾーン児童が通常学級に約6.5パーセント在籍している可能性が示されています。
つまり、学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群、高機能自閉症、広汎性発達障害)など、知的障害は無いにも関わらず学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする生徒が1クラスに約2名在籍している計算となります。
現在、発達障害・グレーゾーン児童を通級(特別支援教室)や特別支援学級でフォローするという体制が整いつつありますが、本当にそれだけで十分なのでしょうか?