1内申点について
内申点は、中3の成績のみが対象です。主要5教科×5段階×4(100点満点)と実技4教科×5段階×7.5(150点満点)を合計し、250点満点となります。
2推薦入試について
推薦入試は専門学科、総合学科、単位制の普通科、普通科の一部のコースで実施されます。
合否判定には学力検査はなく、内申書と面接、学科やコースによっては、小論文(作文)、適性検査、実技検査の結果などで総合的に判断されます。
平成23年度よりすべての学区で特色選抜が実施されるようになりました。
3一般入試について
主に学力検査と内申点で合否が決まります。
また「複数志願選抜」制度がある地域があり、この場合、第一志望校には内申点と学力検査の総合得点に第一志望加算点がプラスされます。
4高校入試過去問傾向分析と対策コーチング
数学
兵庫県立高校入試・数学の特徴は各分野から幅広く出題される点です。
ですから、各単元の復習をきちんと行い、穴のない学力を養成する必要があります。
大問1は作図を含む小問集合問題で、各単元から幅広く出題されますので、各単元の基本事項を確実に押さえてください。
大問2は連立方程式、大問3は二次関数と図形の複合問題の問題となっています。
上位校を狙うのであれば、これらの分野を得点源にしたいので、様々な問題を演習するだけでなく、考え方を丁寧に整理した上で復習を徹底してください。
大問4は立体図形、大問5は図形の証明問題、大問6は確率の問題です。
図形問題が約4割を占めるため、ここを得点源にできるように様々なパターンの図形問題を演習しましょう。
また、確率の問題は単純なものではなく、図形や関数との複合問題も出されるため、各分野の原理原則を理解していないと苦戦が予想されます。
大問7は関数です。規則性との複合問題も出題されるため、思考力が問われます。
上位校を目指すのであれば、応用問題まで解ける学力を養成してください。
※兵庫県立高校・数学は問題傾向が変動しやすいです。
英語
兵庫県立高校入試・英語の特徴は、各分野から幅広く出題される点です。
問題構成は大問1はリスニング問題、大問2は説明に合う単語を書く問題、大問3は短い対話文に英語を補充する選択問題、大問4はスピーチ文の読解問題、大問5は長文読解問題、大問6は並び替え英作文問題となっています。
リスニングは「内容を5W1Hで整理していくこと」と「質問に対する適切な答え方」というポイントを押さえる練習を積みましょう。
文法については、基本的な文法がまとめられたテキストを一冊通せば十分です。上位校を狙う生徒については、各分野の穴がなくなるまで、復習を徹底しましょう。
読解問題は文法の理解と語彙力が問われますが、特に英単語については丸暗記型の学習では長文読解には役に立ちません。英単語は必ず短い文章に絡めて覚え、生きた言葉を覚えましょう。
国語
兵庫県立高校入試・国語の特徴は、幅広い単元から出題されることです。古文・漢文からも出題されますので、これらの単元が苦手であれば、過去問やテキストをやり込んで、しっかりと対策してください。
問題構成は、大問1は知識・表現問題、大問2は漢文、大問3は古文、大問4は小説・物語文、大問5は論説・説明文です。
国語では読書量が問われるわけではなく、読み方の良し悪しが問われます。
ですから「指示語の把握」「接続詞の理解」「意味段落分け」「登場人物と台詞の整理」「場面の変わり目の把握」など読解のテクニックを押さえた練習を積みましょう。
漢字や語句は日々のルーティンワークとして、知識問題がまとめられたテキストを計画的にこなすようにしてください。